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HSAやFSAという言葉を聞かれたことがあるでしょうか? 米国の医療費免税制度の二つです。両方とも税引き前のお金で医療費の支払いに充てることができる制度です。
この制度、日本で受けた医療費にも使えることをご存じですか? 米国の医療費が高いのは皆さん良く
ご存じだと思います。HSAやFSAが使えれば、少しでも生活の足しになりますね。
Health Saving Account (HSA)
けがや病気の時にこの口座から医療費を支払うことができる仕組みで、High Deductible Planという健康保険に加入している人が持つことができる制度です。1年間で拠出ができる制限があります。多くの場合はDebit Cardが支給されて、そのカードで支払いをしたり、そのカードで支払いをしなかったときは、個人の銀行口座にHSAの口座から振り込みをすることができます。雇用主からこのプランが提供されている場合は、給料から天引きされて、個人で加入している場合は、自分で口座に積み立てをします。
一年で使用しきれない場合は、翌年に持ち越せて、その残高を投資に廻すこともできます。
もし医療費以外に使用してしまった場合は20%のペナルティと所得税が課せられます。多くの場合は雇用主が提供している場合が多いのですが、個人的に加入もできるようです。
Flexible Spending Account (FSA)
こちらは雇用主がベネフィットとして提供するプログラムです。Pretaxで給料から天引きされます。年間の拠出額の制限があります。一年で使い切らないと、掛け捨てになってしまいますので、こちらは一年で使う医療費を予想することが必要になります。
また使える医療費の対象が少し狭いようです。詳しくはご自身のFSAのプログラムを会社の人事部を通して確認してみてください。
またFSAは雇用主が管理しますので、医療費以外に使うことはできません。雇用主が管理しますので20%のペナルティはありません。
HSAとFSAの違いを比較したい方は、次のサイトもご参考にしてください。
さて前置きが長くなりました。日本で発生した医療費もこの制度の対象になります。IRSのルールでQualified Medical Expenseがあります。IRSのPublicationで502に詳しく書いてあるようです。また一般のWEBSITEでQualified Medical Expenseなのかを確認できるサイトもあるようです。参考にしてください。
例えばDental Work、Eye GlassesやHospital Service、Chiropractorsなども含まれています。ただHASやFSA専用のカードを海外の医療費で使用するときは高い手数料を取られる場合もあるそうです。こちらは気を付けましょう。
CDHでは米国在住の個人の税務申告作成のサービスを行う傍ら、これらの人たちのさまざまな問題点、疑問点を解決、説明すべく日々努力しております。またこれらの人たちが抱える問題は日米の税法をはじめ、移民法、生命保険、リタイアメントのルールなど複雑、多岐にわたります。
この記事は複雑な税法や、複雑な規制をできるだけ簡単にポイントだけを理解してもらう目的でお伝えしています。したがって例外もたくさんあります。実際にアクションを取る場合は、必ず税務・法務などの専門家と相談をしてください。
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