「アメリカ人社員にどのくらいの経営情報を開示すべきか?」

私は最近ビジネスコーチングを行うファシリテーターから、「経営者は、売上高・マージン・純利益などを含めてどのような情報を従業員に共有するべきか?」のプレゼンテーションを行うように頼まれました。 さらに、この情報を組織全体に伝達するために具体的に使用できるツールについても説明することを依頼されました。 多くの米国企業は、従業員が会社の利益を知ってしまうと、さらなる昇給を要求するかもしれないという恐怖のために従業員に会社の財務情報を共有しません。 しかし二種類の情報開示をすることでこの課題を克服することができます。...

アメリカ企業の人事の要諦:社員への継続的なフィードバックこそ大事!

一年に一度行われる人事評価(アニュアル・レビュー)が本当にいいのかについて、人事の専門家たちはここ二年ほど議論してきました。だいたいスーパーバイザーと評価を受ける社員は、アニュアル・レビューを毛嫌いしています。同時に評価を出す側は、なぜか自分は評価を受ける側には十分なフィードバックを常に出しているので、改まってのアニュアル・レビューのプロセスは必要ないとも感じている場合が多いようです。 しかし現実は違うようです。不幸なことに、Leadership...

あなたは商品グループごとの利益貢献度をどう計るか知っていますか?

私は、長い間個人の消費者に製品を供給する会社と仕事をしてまいりました。そんな会社の経営者に常に関心の高い分野は、商品ラインアップごとの利益率です。どの商品が利益に一番の貢献をしているのだろうか? この質問に関連しての質問としては、「新製品を、すでに出回っている製品が陳腐化しないようにどうしたら市場に導入できるのでしょう?」があります。...

一般管理費をコントロールする

クレジットカードの手数料と運送費について 粗利率が向上している企業が本年度は、多いように見受けられます。しかし、同時に一般管理費が営業利益を圧迫している企業も多いようです。特に目立つのはクレジットカードの手数料と運送費が経費の中に占める割合で増えている企業が多いように感じられます。...

報酬履歴の開示禁止―給与レベルの段階表―男女間の給料格差の是正

最近、イリノイ州を含む多くの州で、雇用主が職を求めてくる応募者達に過去の給料の履歴を聞くことを禁止するのを強いるようになりました。この過去の報酬を聞くというのは、多くの採用担当者にとり、会社の予算以上の給料レベルを求める応募者を、手早く振るい落とすための都合の良い質問であり、仕事の要件に合いつつかつ案外低い給料でも受け入れる人を捜すのにも良い質問でした。 ここで質問は、なぜ政治家が企業の採用活動に影響を与えようとしているかです。...