記録的な低失業率における労働管理

2018年のアメリカ経済における失業率の低下は、労働者には朗報ですが、多くの経営者は雇用市場が改善する一方で、ポジションの欠員を補充するのが一層困難である状況に直面しています。アメリカ経済は、5月には新たに18万人の雇用を生みだし、ここ18年で最低の3.8%まで失業率を押し下げました。...

不確実な時期における収益の確保

今現在、収益において、二重の圧力を感じる時代に突入しています。 まず第一に、ほとんど全ての企業が労働力の観点、需要による材料投入コストの増加の両方から、インフレーションの高まりによる影響を感じはじめているのではないでしょうか。 次に、他国から調達された材料、商品に対する報復関税からの影響が、製造業及び、流通業に現れてくるでしょう。...

迫りくる貿易戦争に向けた6つの重要な管理のヒント

米国と中国間に貿易戦争が起きております。現在協議自体は再開される予定ですが、これまでに両国はそれぞれ340億ドル相当の関税を課しています。さらにこの紛争には160億ドルのさらなる火種があります、最悪の場合は、課税が2000億ドルに及ぶ脅威があると言われています。 このため多くの企業では原材料と輸送費が急騰しています。また労働力不足は、従業員の賃金が上昇を引き起こすだけでなく、残業、従業員の離職、トレーニング費用の上昇、生産性の低下を引き起こすなどの大混乱を招いています。...

好景気中の油断を見抜け!

好景気、不景気というのはどうしてもあることで、どちらも永遠に続くものでもありません。よって、景気に左右されず常に利益を最大限に生み出す努力をすべきなのですが、好景気だとついつい油断してしまい、会社が発している大事なサインを見落とす可能性があるので各種の債務指標や、業績評価指標(Key Performance Indicator, KPI)を定期的かつ継続的に見直す作業は大変重要です。今回はKPI の一つである、入出金サイクルから読み取れる経営に重要なサインをご紹介します。...

師走に向けて、チェックリスト

早いもので、2018年も残すところあと1カ月です。12月は決算期の会社も多いですが、クリスマスから年始に向けてお休みを取る従業員も多いので、今回は、経理/財務部門でお休みの前にチェックしておきたい項目をご紹介します。 駐在員のグロスアップ給与の再計算 日本払い給与やボーナスの額は、個人税申告の際も必要ですので、できるだけ早めに準備しておきましょう。 クリスマスボーナスを決める アメリカでは少額でもクリスマスボーナスを払う会社が多いです。 W-2 (米国の源泉徴収票)の発行の準備...