現預金及び小切手管理

現預金及び小切手管理が正しくされているか考えられたことはございますでしょうか?今回は現預金及び小切手の正しい管理についてお話させていただきたいと思います。 小口現金 小口現金とは、日々発生する会社の経費を精算するために少額の現金を手元で管理しておくことです。急な消耗品購入等で現金が必要になるということもあるかと思います。小口現金は、タイムリーな精算で社員の立て替え負担を減らせるメリットがありますが、盗難防止のためのセキュリティ強化が必要などといったデメリットもあります。ではどのようにして小口現金管理を行うのが望ましいのでしょうか?...

日本にある金融資産を報告するForm 8938とFBARの違い

税務上の米国居住者は、日本を含めた米国外の金融資産をアメリカ政府に報告しなければなりません。そして、その保有資産の種類や額に応じて申告方法が変わります。TurboTaxなどのソフトで確定申告をされる場合に注意しなければならないのは、ソフトに含まれているフォーム(Form 8938)と、含まれていないフォーム(FinCEN Form 114)があるために、FinCEN Form 114の申告が見落とされがちなことです。たとえば、From 8938でしっかりと申告義務を果たしている人でも、FinCEN Form...

ご存知でしょうか、早期引出ペナルティの免除

401(k)や403(b)のような雇用主が後援する、税金が繰り延べられる適格退職金制度には、資金引き出し時についての規則があります。原則としては59歳半より前に資金を引き出すと、10%の早期引出ペナルティが発生します。しかし幸いなことに、このペナルティを課されることなく、引き出しを数年早く取得する方法があります。その一つがRule of 55として知られています。早期退職を検討している場合、またはその他の理由で401(k)または同様のプランからお金を引き出す必要がある場合は、このRule of...

Covered Expat 絶対必要知識

クロスボーダーライフをサポートする 出国税について、絶対に知っておいて欲しい知識を3点説明します。 永住権放棄後も毎年IRSに報告義務がある人 Covered Expatになった人のなかでEligible Deferred Compensationなどをお持ちの方は、毎年このForm 8854を提出しないといけません。この条件は、8854のインストラクションの“Who Must File”の2番目の項目に出ています。[i] Eligible Deferred...

海外の会社を所有時―絶対に必要知識

クロスボーダーライフをサポートする 米国の居住者、つまり米国市民、グリーンカード保持者、そして183日ルールを満たしている居住者が、海外の会社、トラストなどを保有するのは税務上非常に複雑な状況に陥ります。今回の記事は、海外の会社を持った際の注意点という観点から説明したいと思います。 Form 5471 (Information Return of U.S. Persons With Respect To Certain Foreign Corporations) [i] の提出義務...