帰国時の日米税務―永住者が日本に仕事で滞在する場合の注意点

クロスボーダーライフをサポートする コロナ禍による経済の大変動により、仕事をアメリカから日本に移される永住者は多いと思います。そのなかで、永住権を維持して、いつかはアメリカに戻りたいと考えられている方も多いと思います。そんな人のために今回は記事を書いてみました。...

出国税と401(k)

クロスボーダーライフをサポートする Covered Expatになって永住権を放棄した場合に、401(k)などのEligible Deferred Comp[i]と呼ばれる資産の取扱いを今回はステップを踏んで説明します。 1,W-8CE[ii] 永住権の放棄をされた日か、401(k)からのDistributionを受けた日のどちらか早いから30日以内に、あなたは、このフォームを資産を持つ金融機関に提出しないといけません。 2,金融機関 金融機関では、あなたがCovered...

ご存知でしょうか、米国市民権放棄における救済措置

Relief Procedures for Certain Former Citizens IRSは米国国籍を離脱する市民に対し、税務コンプライアンス認証プロセスを満たすための代替手段を提供しています。 日本国籍のご両親のもとに米国で生まれた方、いわゆる2重国籍で日本に帰国され、そのまま米国籍を離脱していなかった方もこの救済措置を受けることが可能です。 該当者がこの手続きのための下記の条件を満たし必要書類を提出した場合は、IRC...

在庫に関する内部統制について(在庫管理業務)

在庫は会社の商品であり、ビジネスの要です。また、貸借対照表の科目の中でも金額が比較的大きく、大きな比重を占めるものです。在庫管理が正確に行われていないと在庫損失が発生し、会社に大きな損失をもたらす可能性があります。今回は在庫に関する内部統制、主に在庫管理業務とはどういうものか、について説明させていただきます。 在庫管理業務とは...

国際相続ケーススタディ

クロスボーダーライフをサポートする 国際相続は、大変難しい分野です。そんな分野を皆様にわかりやすく説明するのが、CDHの使命です。そのためにケーススタディを使い説明してみましょう。このケースでは州の遺産税は考慮に入れておりません。ご注意を。 ケース 米国市民権保持者のお母さまが、ご高齢になり子供さん二人への相続を考えています。お母さまの総資産は$10...