第三回 エコノミック・インパクト・ペイメントの最新情報

10月15日をもって2020年確定申告の延長締め切りが終わりました。IRSは今年3月21日を皮切りに、ひとり$1,400を、第三回Economic Impact Payment(以下EIP3)、いわゆるスティミュラス・チェック(Stimulus Checks)として支給してきました。これは、IRSに届く皆さんの2020年の確定申告書の情報を元に、受給資格を満たす納税者に対して手続きを行うものです。ついに10月15日に2020年税務申告の最終日を迎え、延長申請が終わった納税者に対しても支給が始まるというわけです。...

米国永住権が日本での銀行口座開設時に直面する 問題点と準備   クロスボーダーライフをサポートする 大多数の人が日本に帰国されて、最初に行うのが、銀行口座の開設です。そして永住権の放棄を行います。ここで、問題になりつつあるのが、まだ永住権を保持している人が口座開設時に直面する困難です。 1,困難...

RSUと出国税

クロスボーダーライフをサポートする 最近、譲渡制限株式ユニット(RSU)に関するニュースが日本でも目につくようになりました。Indeedという会社のニュースも参考になります。[i]RSUとは、付与から数年後に、対象者に自己都合によって退職しない等の一定の要件を満たすことを条件に、自己株式処分により自社の株式を付与する制度です。付与から株式の交付までに一定の期間を要する繰延報酬の一部です。長く会社にいてもらいたい雇用主側が考えた、従業員向けのインセンティブのひとつです。[i]...

83(b) Election と出国税

クロスボーダーライフをサポートする 前回RSU(譲渡制限株式ユニット)と出国税について説明しました。このRSUに必ずというくらい付帯される選択肢が、セクション83(b)です。今回は、この83(b)について説明し、最後に出国税との関連を説明します。...

日本の親会社から出る確定給付年金と米国出国税

クロスボーダーライフをサポートする もし読者の皆様が永住権の放棄や、米国市民権の放棄時にCovered Expatriateになってしまった場合に、日本の親会社から受け取っている、あるいは将来受け取られる確定給付年金はどのように課税されるのでしょうか? 今回は、このポイントについて説明したいと思います。...