2021年度の個人の確定申告で注意すべき4つのポイント

内国歳入庁は、1月24日から受付が始まる確定申告シーズンで、連邦所得税申告書を提出する際に留意すべきいくつかの重要な項目について納税者に注意を促しました。そしてパンデミック独特の課題に関する前例のない状況下で、遅延を回避しながら納税申告の処理と払い戻しの配達をスピードアップするのに役立つ5ポイントを挙げています。今日はそのIRS Financial Report IR-2022-16から皆様に関係のある4点を選び、抜粋して紹介させていただきます。 1.確定申告書の電子ファイルと銀行直接振込...

バックドアRoth IRAを理解する

クロスボーダーライフをサポートする Roth IRAは、リタイアされて、一定の条件(59歳半と5年間の口座維持)を満たせば引出し時に連邦税が無税になるというとても人気のあるリタイアメント口座です。ご自身が会社で401(k)に加入されていても、Rothは加入できます。(通常のIRAは、制限があります。)拠出の年齢制限はないし、RMDと呼ばれる強制引き出し年齢制度もありません。しかしネックになるのが、所得制限なのです。2021年度では以下の所得以上がある人はRoth IRAの拠出ができません。つまり所得が高すぎるとRoth...

聞いて損なし!会計事務所の上手な使い方

タックスシーズンの到来です。読者のみなさんのお宅にもW2や1099フォームなどが届いている頃でしょう。あなたはTurboTaxを使いますか、それともH&R BLOCKでしょうか?周りに尋ねてみると、高い確率でこの二つのどちらかが返答されると思います。それもそのはず、このふたつでマーケットシェアは90%となるのですから。 1.TurboTaxのシェアは7割、H&R BLOCKは2割...

米国資産の維持と突然閉鎖のリスク

クロスボーダーライフをサポートする つい最近、著名な米国金融機関から、米国に金融資産を持っている日本在住の方に一通の手紙が届きました。この手紙では、米国以外に住んでいる人の口座を閉めるという内容です。 以下は手紙の一部抜粋です。 We are sending this letter to ensure you have detailed information about xxxx’s exit from international accounts and the impact ot your account(s). Xxxx...

自宅の事務所スペース費用の控除

IRSが発行したTax Tip 2022-10では中小企業のオーナーや自営業の方が所得税申告時にホームオフィスとしての費用を控除する方法を紹介しています。今回はそのIssue Number: Tax Tip 2022-10の翻訳から抜粋させていただきます。 資格のある納税者は、所得税を申告するときに特定の住宅費を控除できます。...