国際結婚とアメリカの確定申告:合算申告の責任とリスク

国際結婚をしているカップルがアメリカで確定申告(タックスリターン)を行う際、特に合算申告(Married Filing Jointly)を選択する場合には慎重な判断が求められます。特に、日本とアメリカの税制度の違いにより、思いもしない状況になることがあります。 日本とアメリカの税制度のギャップ...

2024 Tax return:確定申告書作成準備

今年もまた2024 年連邦所得税申告書の申告シーズンとなりました。事前に計画を立てて今から直ぐに準備をすすめることでストレスを軽減し、申告プロセスをよりスムーズに進めるようにしましょう。そうすると正確な申告書を提出でき、税金の還付を遅らせる遅延を回避することもできます。 IRS.gov/account でアカウント情報を作成 これにより連邦税アカウントに関する最新の情報に安全にアクセスし、既に提出した納税申告書の情報も確認できます。 調整後総所得など、最新の納税申告書の重要な詳細を表示可能...

Home Office: 自宅事務所控除

控除の対象となるには、自宅の事業用エリアが定期的かつ排他的に使用されている必要があります 。 管理用途を含む主な事業所として 通常の事業の過程で顧客と会う場所として 納税者の個人住宅に付属していない独立した建物である場合は、事業に関連して   <例:雇用主への賃貸> 自宅の全部または一部が納税者の雇用主に賃貸されており、賃貸された住宅の部分が雇用主の従業員としてサービスを行うために使用されている場合、自宅オフィスは適格ホームオフィスではありません。 <定期的な使用>...

Independent Contractors & Employee: 独立請負業者と従業員

従業員と独立請負業者では給与及び給与関係税の取り扱いが大きく異なります。そのためIRSは法人税の調査の際に独立請負業者への支払いについて調査することがあります。 その結果、税務上で独立請負業者として扱われる労働者の多くは、実際には従業員と見なされる場合が多いので注意が必要です。IRS が労働者を従業員として再分類した場合、雇用主は次の責任を負うことになります。 FICA 税など、労働者の給与から源泉徴収されるべき雇用税 FICA 税の雇用主負担分 連邦失業税 これらの税金を支払わず、(b)...

F-1留学生の税務申告:収入ゼロでも必要な手続きとは?

新年のスタートにあたり、F-1ビザでアメリカに滞在している留学生の皆さんにとって重要な「税務申告」についてお知らせします。意外と知られていない事実として、収入の有無に関わらず、F-1ビザの留学生にはIRSに特定の書類を提出する義務があります。 1.所得がない場合でも必要なフォーム8843とは? F-1ビザでアメリカに留学をされている学生さんは、「収入がなければ税務申告は不要」と思われるかもしれませんが、たとえ日本の親からの仕送りや自費での留学、あるいは全く収入がない場合でも、Form 8843 (Statement for...