米国の高額医療費と日本での治療帰国

このグラフは、2017年に経済産業省が発表した主要国の医療費の比較です。日米を比較すると日本の一人当たりの平均医療費は米国の三分の一、個人負担分は八分の一であることがわかります。 このように大きな差が両国の医療費にあるのは、読者の周知のとおりです。 そこで、もし米国にお住まいのあなたが重い病気にかかられた場合に、日本に帰国するケースを想定してみました。そんなときの疑問点に答えるのが、この記事の意図です。 1、 税務申告 米国の市民権や、米国の永住権を保持している限りは米国へ全世界の所得をFORM...

永住権取得で絶対に知っておくべき4つの税務報告義務 クロスボーダーライフを
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1、                    日本での所得 日本だけではありません、イギリスでも、カナダでも永住権を持つとは、米国の居住者(Resident)になることです。米国居住者の税務義務は全世界で獲得した収入を報告するです。 誰に何を言われようが、日本で獲得している様々な所得は米国のForm 1040で報告しないといけません。賃貸所得、配当所得、利子所得、給与所得、厚生年金、国民年金所得もです。贈与でもらった場合と相続でもらった場合だけは別です。3をご覧ください。 2、                   ...

国際送金で注目を集める企業 クロスボーダーライフをサポートする

最近注目を集めているTransferwiseという会社を紹介します。従来の海外送金では、実際にお金がIntermediary(コルレス銀行)と呼ばれる中継銀行を経て、送られています。このとランズアクションで銀行は、さまざまなFeeというかたちと為替レートのスプレッドで利益を出す仕組みです。...

商用あるいは投資用不動産のキャピタルゲインを繰延する方法 クロスボーダー生活者がトクする税務知識

例えば、上記のAがコストが$250,000として、$300,000の市場価値があるときに、販売したら$50,000のキャピタルゲインが生じます。課税対象のゲインです。このゲインを繰延つまり先延ばしにする方法を説明します。なお不動産は商用あるいは投資用不動産に限られます。 「ライクカインド・エクスチェンジ」別名「Section 1031」と呼ばれる税法です。 Section...

マイナンバーなしでも海外送金ができる? クロスボーダーライフをサポートする

日本に自分の銀行口座があるけれど、マイナンバーがないので米国に送りようがないとお悩みのかたも多いと思います。今回はマイナンバーなしで送金できるという記事が数多く見受けられるTransferwiseという新しい金融機関を紹介します。 まずこの会社のサービスですが、ぜひご自身の責任でしっかり評価、分析の後にご利用されるか決めてください。筆者は責任を取ることはできません。...