News & Blogs
CDH News使っていない銀行口座。あなたは大丈夫?
執筆者 Brenden Norberg | 8月 7, 2023 | カテゴリーなし
何年も放置したままの銀行口座はありませんか?たとえば、子供の頃に親が作った口座、いっときの給与振込のために作った口座、アメリカに来て以来そのままになっている口座など。アメリカには、日本の金融口座を報告するための税務申告、FBAR (Report of Foreign Bank and Financial...
確定申告が必要になる所得額とは?
執筆者 Brenden Norberg | 8月 7, 2023 | カテゴリーなし
アメリカでは個人が確定申告をする義務があります。その際の申告身分(Filing Status)により、課税対象となる所得額や控除可能な項目が異なります。申告身分を決定する際に重要なのは、12 月 31 日時点で既婚であるか未婚であるかという点です。既婚・未婚の判断は 12 月31 日時点での婚姻関係で決まります。 税法上の身分としては、以下の 5 種類があります。 1 夫婦合算申告 ( Married Filing Jointly)...
キャッシュ・フロー計算書とは?
執筆者 Brenden Norberg | 8月 7, 2023 | カテゴリーなし
先月、先々月と貸借対照表、損益計算書についてお話させていただきましたが、今回は3つ目の主要財務諸表であるキャッシュ・フロー計算書についてお話させていただきます。 キャッシュ・フロー計算書とはその名の通り、キャッシュ、つまり現金の流れを示した会計書類です。会計期間中にどれだけのお金がどのような理由で入ってきていて、出てきているかがわかる書類になります。では、なぜキャッシュ・フロー計算書が重要なのでしょうか? なぜキャッシュ・フロー計算書が重要か?...
米国外リモートワークTaxの留意点
執筆者 Brenden Norberg | 8月 7, 2023 | カテゴリーなし
クロスボーダーライフをサポートする 米国の企業に雇用されていて、米国外で一定期間のリモートワークをされる場合のTaxに関する留意点を説明します。一定期間とは、各国の税制で違いがあるからで、数日などの短期間のリモートワークではなく、半年、一年などの期間を意味すると想定してください。 国際間のリモートワークでのTaxの留意点は大きく3点に整理できます。それは、所得税の二重課税、社会保障に主に使用される税金の二重払い、最後に雇用主の外国での恒久的施設(Permanent Establishment)の問題です。 所得税の二重課税について...
帰国時に米国市民権を取得した場合の米国Tax
執筆者 Brenden Norberg | 8月 25, 2023 | カテゴリーなし
クロスボーダーライフをサポートする 現時点での日本の法律では、自己の志望による外国籍取得にもとづく日本国籍の喪失(外国への帰化など自己の志望により外国国籍を取得した日本人は、外国国籍を取得した時から日本国籍を喪失します。実際には、本人に日本国籍を放棄する意思がなくても、自動的に日本国籍を喪失します。[1] この記事では、米国の永住権者が日本への永久帰国時に、米国市民権を取得した場合の米国税務での影響を、変わらない点、メリット、デメリットの3つの側面から説明します。 変わらない点...
二重国籍者がアメリカ留学する際の税務上の注意点
執筆者 Brenden Norberg | 8月 25, 2023 | カテゴリーなし
出生地はアメリカだが幼少期に日本へ帰国し、その後ずっと日本の教育を受けて大学を卒業し、日本で就職した人が、つまり、アメリカのことを特に意識しないまま人生を過ごしてきた日米の二重国籍者が、キャリアアップのために米国留学を考えたり、勤務先の留学制度を利用して米国留学を目指す場合に直面する可能性のある、税務上の問題についてお話ししたいと思います。 市民権に基づく課税と居住地に基づく課税 日本が採用している居住地に基づく課税 (Residence-Based Taxation/RBT)...
日本に帰国時・米国の401(k) 引出し、得なケースは?
執筆者 Brenden Norberg | 9月 11, 2023 | カテゴリーなし
クロスボーダーライフをサポートする 401(k)の引き出しは、帰国時のステータスにより税務申告の煩雑さが変わります。この煩雑さの観点から、どんなステータスで引き出しをするのが得なのかを検討するのがこの記事の目的です。 ビザおよびグリーンカード保持期間が8年未満の場合...
AI技術による不正会計分析とは?
執筆者 Brenden Norberg | 9月 11, 2023 | カテゴリーなし
昨今様々な分野においてAIが叫ばれていますが、会計監査もAIの影響を受けています。財務諸表監査でも会計データをソフトウェアに取り込んで不正や疑わしい取引を特定する作業を行っています。AIですとエクセルで手でフィルターを掛けたりソート(並び替え)等をする必要がなく、一瞬で不正の可能性がある取引を特定するができます。ではAIでどのような不正分析を行うことができるのでしょうか? AI技術による不正会計分析内容 AI技術による不正会計分析は多々存在しますが、今回はいくつか紹介いたします。 ベンフォードの法則...
YouTuber・コンテンツクリエーターのためのアメリカ税金ガイド
執筆者 Brenden Norberg | 9月 11, 2023 | カテゴリーなし
YouTuberやInstagramのインフルエンサーなどのソーシャルメディアコンテンツクリエーターは、比較的新しい職業のひとつです。近年、このコンテンツクリエーターとしてのキャリアを選ぶ人が増加しています。デジタル化が進む中で、この業界はアメリカ経済の重要な役割を果たしており、アメリカに暮らす日本人のなかには、会社勤めをしながら副業としてコンテンツクリエーターとして活動している人もいるでしょう。コンテンツクリエーターはIRSによって自営業として分類されています。この新しい波の職業には、どのような税務上の申告が必要なのでしょうか。...
教育費のTax Incentivesとは?
執筆者 Brenden Norberg | 9月 11, 2023 | カテゴリーなし
教育費の為の出費に関しては、各種の税務上の優遇措置があります。下記に主な優遇措置をまとめてみました。 <American Opportunity Credit > 学位取得のために在学する 4 年間の大学の授業料について最高 $2,500までの税額が控除される制度です。 適格費用として授業料、コース関連の教材と備品、学生活動費や運動費などの費用の合計$4,000まで 最初の 適格費用の$2,000 までは 100%で計算し、次の $2,000 までは 25% ($500)で計算する 対象者:納税者、配偶者、扶養家族...
州からの支払い(給付金、助成金、救助金等)の課税判定
執筆者 Brenden Norberg | 9月 12, 2023 | カテゴリーなし
2020年3月13日に米国大統領がCOVID-19のアウトブレイクを宣言してから2023年4月10日にCOVID-19の終息を告げるまでの3年間、給付金等の色々な支援が連邦や州から出されました。2022年にも、様々な州から、COVID-19関連で、税金の還付やその他の支払いという形で州住民に対してサポートが提供され、その支払いが個人の課税対象となるかどうかについて、2023年2月にIRSから州ごとの課税・非課税対象支援についての発表がありました(IR-2023-23)。先月(2023年8月30日)、更なるガイダンスがIRSより発表され...
キャピタルゲイン税
執筆者 Brenden Norberg | 9月 25, 2023 | カテゴリーなし
CDH会計事務所 米国公認会計士 武藤 登 氏 キャピタルゲイン税とはTax on Net Capital Gain and Qualified Dividendsのことで、キャピタル資産を売却した際に生じた利益や、適格配当金にかかる税金のことです。 <キャピタル資産> キャピタルゲイン税の対象となる資産は個人的な目的で所有していたもの、又は投資のための資産であり、下記のものは除きます。 通常の商取引又はビジネスの販売目的で保有する棚卸資産、売掛金、買掛金...
長生きリスクへの備え方:アメリカに住む日本人女性の税金対策
執筆者 Brenden Norberg | 9月 25, 2023 | カテゴリーなし
現代の医療技術と健康的なライフスタイルのおかげで、多くの人がかつて考えられたよりも長生きしています。特に女性は男性よりも平均寿命が長いことが多いため、「長生きリスク」は女性にとって重要な問題でしょう。長生きリスクに備えるために、金銭的な準備、健康の維持、社会的なつながり、継続的な学び、心の準備などの心構えについて見聞きすることがあると思います。そのなかの「金銭的な準備」の面で、「資産形成」や「投資戦略」を思いつくことがあるかもしれませんが、「税金対策」は見落とされがちです。しかし、長生きを前提に考えると、「税金対策」は非常に重要な要素...
永住権者がRoth Conversionを無税で行う方法
執筆者 Brenden Norberg | 9月 25, 2023 | カテゴリーなし
クロスボーダーライフをサポートする Foreign Earned Income Exclusion(FEIE)の方法で、外国での労務所得をゼロにして、同時にStandard Deduciton(標準控除)でRoth Conversionで発生する連邦所得税をゼロにする方法をご紹介します。 FEIE 国外の一定額の勤労所得への米国の課税をゼロにする制度で、2023年度で一人当たり$120,000、夫婦両方で勤労所得があれば$240,000まで無税にする制度です。対象となるのは、Wages, Salaries,...
永住権者がRoth Conversionを無税で行う方法
執筆者 Brenden Norberg | 9月 29, 2023 | カテゴリーなし
クロスボーダーライフをサポートする Foreign Earned Income Exclusion(FEIE)の方法で、外国での労務所得をゼロにして、同時にStandard Deduciton(標準控除)でRoth Conversionで発生する連邦所得税をゼロにする方法をご紹介します。 FEIE 国外の一定額の勤労所得への米国の課税をゼロにする制度で、2023年度で一人当たり$120,000、夫婦両方で勤労所得があれば$240,000まで無税にする制度です。対象となるのは、Wages, Salaries,...
個人の退職金積立口座:Traditional IRA & Roth IRA
執筆者 Brenden Norberg | 10月 5, 2023 | カテゴリーなし
This Photo by Unknown Author is licensed under CC BY IRSから個人の退職金積立口座に関する通知がありましたので紹介させていただきます。 (発行番号: 納税のヒント 2023-116) 個人の退職金積立口座は退職計画における重要なツールとなり得ます。退職後の計画を始めるのに早すぎるということはありません。 個人退職金積立口座には、皆様が退職後の経済的安定を確保できる、投資を行うための税制上の優遇措置があります。...
お試しで日本に住みたい!グリーンカード保持者の制約と義務
執筆者 Brenden Norberg | 10月 5, 2023 | カテゴリーなし
クロスボーダー人であるグリーンカード保持者の黒須花子さんは、アメリカでの20年間のキャリアを一時的に中断して、日本での生活を試すことを決意しました。彼女は日本での就職活動に成功し、一つの企業からオファーを受け取りました。これが彼女の日本での新しい生活をスタートさせるきっかけとなります。花子さんはアメリカの自宅を賃貸することにして、2年間有効のRe-entry Permitを取得し日本へ帰国します。グリーンカードを保持したまま日本に帰国したクロスボーダー人の花子さんにはどのような制約や義務があるのでしょう?...
AIを使った財務諸表監査とは?
執筆者 Brenden Norberg | 10月 5, 2023 | カテゴリーなし
近年多くの会計事務所がAIを使った財務諸表監査を開始しています。前回はAI技術による不正会計分析方法をお伝えしましたが、今回は会計データをソフトに取り込めば異常や不正と考えられる取引をソフトが特定するAI監査についてお話いたします。 AIソフトにより特定されるリスク...
移転価格に関する最新情報
執筆者 Brenden Norberg | 10月 19, 2023 | カテゴリーなし
将来日本帰国予定の人・401(k)等利用時の失敗例
執筆者 Brenden Norberg | 10月 30, 2023 | カテゴリーなし
クロスボーダーライフをサポートする 401(k)に代表される米国のEmployer Sponsored Retirement Saving Planに関して、将来日本帰国予定の人が犯す間違いを今回は5点説明します。中には避けることができる間違いもありあすが、できないものもあります。また一部の人にしか適応されないルールもあります。それらを整理しながら説明します。帰国される方は、永住権を放棄されると想定して、このブログを作成しています。その点をお忘れなく。 不可避の間違い 帰国後にリタイアメント口座の内訳を変えるのは不可...