News & Blogs
CDH News監査、レビュー、コンピレーションの差異
執筆者 Tomoko Nakao | 10月 8, 2020 | アシュアランス, カテゴリーなし
コンピレーションって聞いたことがあるけれど、監査と何が違うんだろう?会計事務所にはレビューだけをお願いしているけど、監査はどれくらい時間がかかるのだろう?と思われたことはありませんか?会計事務所が行う財務諸表作成作業としてコンピレーション、レビュー、監査がありますが、それぞれ行われる作業が全く異なります。今回はこの3つの作業の主な違いを述べたいと思います。 コンピレーション(Compilation)...
夫婦合算申告の仕組みを理解しよう
執筆者 Koh Fujimoto | 10月 6, 2020 | Tax, アメリカ生活、医療、教育、キャリア、結婚、国際送金
今回は、連邦税のファイリング・ステータスについて説明します。 多くの方が夫婦合算申告(Married Filing Jointly)で申告されます。この申告ができるのは大晦日つまり12月31日に結婚されている方に限ります。夫婦別申告(Married Filing Separtely)も同じ条件で12月31日に法的に結婚していることが必要です。結婚していないとその他の申告形態をとらないといけません。年末で結婚されていない人はSingleかHOH(後述)です。 a 1、税率表の見方(Thomson...
米国の高額医療費と日本での治療帰国
執筆者 Koh Fujimoto | 10月 6, 2020 | Tax, 米国高額医療
このグラフは、2017年に経済産業省が発表した主要国の医療費の比較です。日米を比較すると日本の一人当たりの平均医療費は米国の三分の一、個人負担分は八分の一であることがわかります。 このように大きな差が両国の医療費にあるのは、読者の周知のとおりです。 そこで、もし米国にお住まいのあなたが重い病気にかかられた場合に、日本に帰国するケースを想定してみました。そんなときの疑問点に答えるのが、この記事の意図です。 1、 税務申告 米国の市民権や、米国の永住権を保持している限りは米国へ全世界の所得をFORM...
永住権取得で絶対に知っておくべき4つの税務報告義務 クロスボーダーライフを
サポートする
執筆者 Koh Fujimoto | 9月 30, 2020 | Tax, 永住権者の税務義務
1、 日本での所得 日本だけではありません、イギリスでも、カナダでも永住権を持つとは、米国の居住者(Resident)になることです。米国居住者の税務義務は全世界で獲得した収入を報告するです。 誰に何を言われようが、日本で獲得している様々な所得は米国のForm 1040で報告しないといけません。賃貸所得、配当所得、利子所得、給与所得、厚生年金、国民年金所得もです。贈与でもらった場合と相続でもらった場合だけは別です。3をご覧ください。 2、 ...
国際送金で注目を集める企業 クロスボーダーライフをサポートする
執筆者 Koh Fujimoto | 9月 21, 2020 | Tax, アメリカ生活、医療、教育、キャリア、結婚、国際送金
最近注目を集めているTransferwiseという会社を紹介します。従来の海外送金では、実際にお金がIntermediary(コルレス銀行)と呼ばれる中継銀行を経て、送られています。このとランズアクションで銀行は、さまざまなFeeというかたちと為替レートのスプレッドで利益を出す仕組みです。...
商用あるいは投資用不動産のキャピタルゲインを繰延する方法 クロスボーダー生活者がトクする税務知識
執筆者 Koh Fujimoto | 9月 21, 2020 | Tax, 不動産投資
例えば、上記のAがコストが$250,000として、$300,000の市場価値があるときに、販売したら$50,000のキャピタルゲインが生じます。課税対象のゲインです。このゲインを繰延つまり先延ばしにする方法を説明します。なお不動産は商用あるいは投資用不動産に限られます。 「ライクカインド・エクスチェンジ」別名「Section 1031」と呼ばれる税法です。 Section...
マイナンバーなしでも海外送金ができる? クロスボーダーライフをサポートする
執筆者 Koh Fujimoto | 9月 21, 2020 | Tax, アメリカ生活、医療、教育、キャリア、結婚、国際送金
日本に自分の銀行口座があるけれど、マイナンバーがないので米国に送りようがないとお悩みのかたも多いと思います。今回はマイナンバーなしで送金できるという記事が数多く見受けられるTransferwiseという新しい金融機関を紹介します。 まずこの会社のサービスですが、ぜひご自身の責任でしっかり評価、分析の後にご利用されるか決めてください。筆者は責任を取ることはできません。...
米国非居住者が米国不動産を販売する際の源泉ルール クロスボーダー生活者がトクする税務知識
執筆者 Koh Fujimoto | 9月 21, 2020 | Tax, 不動産投資
外国人や、外国の企業が米国の不動産を販売する場合に、IRSに一定の税金を源泉されるルールについて説明します。これはForeign Investment in Real Property Tax Act (FIRPTA)という法律に基づいています。 具体的にご説明しましょう。もし$1,500,000で販売された不動産があったとします。その場合に売り手に入る現金をシミュレーションしてみます。数字は源泉金額以外は仮定の数字です。 販売価格 $1,500,000 販売手数料 (75,000) エスクロー費用 (7,000) エクササイズ税...
PPP Loan 返済免除申請 / 短気は損気 !?
執筆者 Yoko Yamamoto | 9月 4, 2020 | カテゴリーなし, コンサルティング, ブロッグ
まだまだCOVID-19の波はおさまらず、フル活動できない会社様もいらっしゃるとおもいますが、そのような状況下で PPPのLoan Forgivenessを申し込みにあたり8週間にするか24週間にすべきかお悩みの方もいらっしゃいると思いますが、CDH内では24週間が過ぎるまで待つ方が良いとお勧めしております。 最大の理由は、PPPから得たお金で払った人件費等の経費が、税務申告の際に控除が取れない可能性があるからです。この背景は、PPPのローンが返済免除になった場合、返済免除額は非課税とCARES ACT(P.L....
コロナウイルスの感染拡大における会計上の留意点-有形固定資産の減損会計
執筆者 Tomoko Nakao | 9月 4, 2020 | アシュアランス, カテゴリーなし
コロナウイルスの感染拡大は世界中のビジネスや経済に多大な影響を与えております。本稿では、多額の有形固定資産を抱える製造業における重要な会計上の留意点となる、減損会計について解説いたします。 有形固定資産の減損 コロナウイルスの感染拡大によってビジネスが大きく影響を受けている企業では、有形固定資産にかかる減損損失の認識が必要かどうか考慮する必要が生じます。有形固定資産の減損テストは以下3つのステップにより行います。 ステップ1.兆候の判定 資産または資産グループの市場価格に著しい下落がある...
そうだCDHに聞いてみよう
執筆者 Brenden Norberg | 9月 4, 2020 | カテゴリーなし, 顧客の証言
質問:売掛金の貸倒引当金はどのように決めるべきですか?...
クロスボーダーの不動産所有のリスクと税務
執筆者 Koh Fujimoto | 9月 4, 2020 | カテゴリーなし, 不動産投資
クロスボーダーで不動産に投資をされる方のために、説明をしたいと思います。アメリカの非居住者のかたがアメリカに不動産投資をされる場合です。 1、 購入まで...
子供の養育費税額控除を理解する クロスボーダー生活者がトクする税務知識
執筆者 Koh Fujimoto | 9月 4, 2020 | アメリカ生活、医療、教育、キャリア、結婚、国際送金, カテゴリーなし
Covit-19の影響で秋からの学校がオンライン授業になりました。小さいお子さんをお持ちの家庭には大変悩み多き問題が生じています。私が書くまでもありませんが、小さいお子さんは注意力が長く続きません。オンラインでの授業ですからどうしても親が付いていないとできない。しかし親は共働きで、仕事を辞めないと子供の教育を見ることができない。 最近パークディストリクトで、そのような状況を改善するために監視と場所を提供してくれるサービスがあったり、Baby...
永住権取得の利点と欠点?
執筆者 Koh Fujimoto | 8月 10, 2020 | Tax, 永住権者の税務義務
永住権取得の利点と欠点? クロスボーダー生活者がトクする税務知識 8/10/2020永住権を取得することでどんな影響があるのだろうか? このトピックを今回は考えてみたいと思う。筆者も永住権を20年くらい保持してから米国の市民権を取得した。つまり自身が通ってきた道である。自らの経験も反映させながら議論を展開してみよう。1. 利点...
「出国許可証」がないと米国を出られないのか?
執筆者 Koh Fujimoto | 8月 3, 2020 | Tax, 永住権の放棄、帰国
「出国許可証」がないと米国を出られないのか? クロスボーダー生活者がトクする税務知識 8/3/2020 IRSのルールでは、外国人がアメリカを出て、他の国に住む場合は、通称「Sailing Permit」を取らないといけないきまりです。別名、「Departure Permit」です。出国前にIRSのオフィスに出向いて、クリアランスを取りそれで出国するという制度です。クリアランスを取るとは、フォームに“Certificate of...
日本への帰国とIRA
執筆者 Koh Fujimoto | 7月 27, 2020 | Tax, 永住権の放棄、帰国
日本への帰国とIRA 永住権者がトクする税務知識 7/27/2020Individual Retirement Account (“IRA”) をお持ちの永住者は多いと思います。まだまだ先のことかもしれませんが、日本への帰国とIRAについて税制と帰国について考えてみましょう。IRAとは個人の退職金貯蓄口座であり、米国税制下で優遇されています。いくつかのIRAのタイプがあります。 Traditional IRA Roth IRA SEP IRA Simple IRA...
コロナウイルスの感染拡大における会計上の留意点-売掛金と棚卸資産
執筆者 Tomoko Nakao | 7月 27, 2020 | Assurance, アシュアランス
コロナウイルスの感染拡大における会計上の留意点-売掛金と棚卸資産 7/28/2020コロナウイルスの感染拡大は世界中のビジネスや経済に多大な影響を与えております。この影響が今後いつまで継続するか不透明である中、本稿では多くの企業における会計上の留意点となる、売掛金及び棚卸資産に与える影響について説明いたします。 売掛金の回収可能性...
CDH、ADS Business Intelligence社を買収
執筆者 Lee Arnsman | 7月 22, 2020 | News, エグゼクティブフォーカス, ニュース
イリノイ州アイタスカ - 2020年7月21日 - 国際案件を豊富に取り扱う会計・コンサルティング事務所のリーディングカンパニーであるCDH, P.C. は、クラウドソリューションを手掛けるADS Business Intelligence社の買収を発表しました。これによりCDHは、従来の会計・コンサルティングサービスに加え、テクノロジーサービス分野における存在感をより一層強めることとなります。...
一時帰国での住民票取得の問題点とは?
執筆者 Koh Fujimoto | 7月 20, 2020 | Tax, 永住権の放棄、帰国
一時帰国での住民票取得の問題点とは? 知ってて得する永住権としての知識 7/20/2020一時帰国されて住民票を取得する方は数多くおられます。そして住民票に付帯するベネフィットを受けた後に、住民票を放棄して、また米国に戻られるわけです。この行為に問題がないかについて、日本の法律の資格がない私がインターネットの検索を中心に調べてみました。...
日本の年金をもらうと米国のソーシャルセキュリティが減らされる仕組みを理解する
執筆者 Koh Fujimoto | 7月 21, 2020 | Tax
日本の年金をもらうと米国のソーシャルセキュリティが減らされる仕組みを理解する 永住権者がトクする税務知識 7/21/2020Windfall Elimination Provision (“WEP”)と呼ばれる制度が米国のソーシャルセキュリティ(“SS”)のシステムにあります。WEPの対象は、SS税の対象外のWageをもらっていた場合なので、必ずしも海外の公的年金だけではなく、米国の人でも対象になります。日本で厚生年金や国民年金の公的年金を受け取る場合も自身のSSベネフィットが減額されます。...