米国コロナ給付金の返還方法と返納理由

クロスボーダーライフをサポートする   $1400つまり約15万円の小切手が突然あなたのところに、米国から突然送られてきた場合の対処の方法について説明します。記事の第二部では小切手の受給資格について、説明します。 記事の対象は、受給資格がない人です。受給資格がある人は、もちろん個人の口座にディポジットしてください。受給資格がない人は次の方法で返却してください。   1) 返納方法...

共有名義の資産をアメリカに残すリスク

クロスボーダーライフをサポートする   多くの方が、子供さんと共有名義の資産をアメリカに持ちます。例えば、コンドミニアムを息子さんにあげたいので、共同名義にする。投資や、銀行口座を息子さんと共同名義にする。良く聞く話です。共同名義の資産を残されたままで、日本に帰国されます。 共同名義つまりJoint...

永住権放棄の重要書類 I-407 のポイント

クロスボーダーライフをサポートする     I-407は、正式名称をRecord of abandonment of Lawful Permanent Resident Statusと言います。基本的にこのフォームは米国国外にいる人が、米国永住権を自発的に放棄するためのフォームです。 一見記入が簡単なフォームに見えますが、いくつか絶対に忘れていただきたくないポイントがあります。今回はこれらのポイントについて、説明いたします。   1,フォームをどこから取得し、どこに送付するのか?  ...

出国税のアニュイティ・ペンションプラン査定方法

クロスボーダーライフをサポートする     永住者が永住権を放棄するとき、あるいは米国市民が市民権を放棄するときに、$2ミリオンルール別名Net Worth Testと呼ばれるテストがあります。 このテストは、放棄日の前日の純資産の金額が200万ドル($2ミリオン)を超えていると、いわゆるCovered Expatriateと言われる「該当する出国者」のカテゴリーに含まれてしまいます。この資産のなかには、Deferred...

チャリティを使い出国税を避ける

クロスボーダーライフをサポートする   このままだと出国税を払うことになるために、今回はチャリタブル・コントリビューションを使った出国税の回避方法について説明します。 CARES ACTというコロナ対策の法律が2020年の12月に制定されました。その中で特筆すべきことは、2点あります。 70歳半以降であれば、IRAから$100,000までは、IRAからの引き出しを所得とすることなく、チャリティに無税で寄付することができます。 AGIつまり自身のAdjusted Gross...

コミュニティプロパティと相続

コンミュニティプロパティとは、婚姻期間中に取得した資産は、夫婦で二分の一づつ所有する所有形態です。名義がひとりの人になっている資産でも2分の1とします。今回は、このコミュニティプロパティの相続について考えてみます。

「市民権か永住権か」ーそれが問題だ!

今回は、市民権と永住権の税務の違いについて、まとめてみたいと思います。いろいろなケースで読者の方もお悩みになる点だと思います。アメリカ人の配偶者とご結婚された場合や、日本に帰国される際に、「私は市民権を取得すべきだろうか?」とお悩みになる方が多いと思います。この疑問に答えるべく、この記事を書きました。

緊急!日本の相続未報告-こんなに厳しい最近のIRS

今回は、市民権と永住権の税務の違いについて、まとめてみたいと思います。いろいろなケースで読者の方もお悩みになる点だと思います。アメリカ人の配偶者とご結婚された場合や、日本に帰国される際に、「私は市民権を取得すべきだろうか?」とお悩みになる方が多いと思います。この疑問に答えるべく、この記事を書きました。

米国籍で日本居住は相続・贈与税が有利なのか?

このチャートは国税庁のウェッブサイトから抜粋させていただきました。  白枠は、日本の国内財産だけに日本政府に課税権があり、黒枠は国内、国外財産に対して課税権があります。横枠は、受贈者つまり受け取る人の属性であり、縦枠は、贈与者つまり資産を提供する側の属性を意味します。

米国籍で日本居住は相続・贈与税が有利なのか?

このチャートは国税庁のウェッブサイトから抜粋させていただきました。  白枠は、日本の国内財産だけに日本政府に課税権があり、黒枠は国内、国外財産に対して課税権があります。横枠は、受贈者つまり受け取る人の属性であり、縦枠は、贈与者つまり資産を提供する側の属性を意味します。

繰延税金資産及び負債(税効果会計)

繰延税金資産や負債、税効果会計(Deferred Tax)って聞いたことがあるけれど、今期の税金費用と何が違うのだろう?会計士が税効果計算をしていて税効果会計の調整によって負債が増えたと説明されたけど、なぜ負債が増えたのかわからない、というようなことはありませんでしょうか?今回は税効果会計ついて説明したいと思います。 税効果会計とは?...

日本で死ぬか、アメリカで死ぬかそれが問題だー日米相続税比較

クロスボーダーライフをサポートする この比較にはいくつかの仮定があります。まず該当する資産は、米国、日本それぞれの国にのみあること。つまり分散して二国にはないことです。したがって居住国の相続税だけを考慮しています。次に相続する人は子供がひとりだけで、配偶者はおりません。最後に受贈者、贈与者ともに同じ国の居住者であり、日本に関してだけ、居住している期間が10年以上あることです。この仮定のもとに計算を行ってみました。 1. 相続税を理解する上で絶対に知らないといけないポイント a....

米国居住を使い贈与税、相続税がかからない方法

クロスボーダーライフをサポートする 今回の記事の対象者は、贈与者、受贈者ともに米国の居住者で、日本に過去10年間居住していない人に限られます。 この条件を満たす人は、贈与税、相続税なしで子供などに自らの資産を移動することができる可能性があります。今回はその説明をいたします。 1.日米の相続税の違い ふたつの点で日米のルールは大きく違います。まずは誰が税金を支払うかです。日本では受贈者つまり、遺産を受け取った人が支払います。米国では逆に贈与者つまり遺産をあげた側が支払います。正確には遺産財団(Estate)が支払うことになります。...

米国居住用不動産を相続税なしで子供に移す方法

クロスボーダーライフをサポートする   帰国時に居住用の不動産、つまり自分たちが住んできた家をどうするかは悩むポイントのひとつです。今回は、(1)販売する、(2)賃貸する、(3)贈与するの3つの選択肢のキーポイントを説明して、かつ利点、欠点を比較検討したいと思います。贈与するのが一番税務的には有利な方法だと思いますので、その点を最後にケーススタディで事例を使い復習をしたいと思います。   ( 1 ) 販売する...

アメリカの賃貸用不動産と日米相続のルール

永住権者のトクする税務知識 アメリカに駐在する機会があって、たまたま良い家があったので賃貸用に購入された。そんな場合に国境を越えて、二国の税制まで考えたうえの相続までを考える人はあまりいません。しかし現実にはこのクロスボーダーの税制の違いは大変大きな影響を与えます。駐在されて不動産を購入されて、日本に戻る人も多いでしょうし、なかには永住権を取られて米国に滞在し続ける人も多数おります。 そこで今回は、米国にある賃貸物件の相続にかかわる日米の税制について大きく説明したいと思います。...

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