IRS.govから入手できるIRS Financial Report IR-2021-220より
内国歳入庁は11月10日、IRS.govで財務報告を発表しました。この新しいレポートは、米国の人々にIRSの財務活動とその財務管理コミュニティの成果の包括的な概要を提供しています。
IRSは2021会計年度に269百万件の申告書を処理し、4. 1兆ドルを超える税収を獲得しました。単純に100円で換算とすると410兆円となります。更にEIP(Economic Impact Payments: 経済効果支払い)等で一人当たり平均1,691ドルになる合計1.1兆ドルの払い戻しを行い、6,580億ドルの未払いの査定をし、750億ドルの執行収入がありました。さらに、議会と両政権は、COVID-19のパンデミックからの国家の回復を支援するために、24億ドルの追加資金をIRSに委託しました。
IRSの最高財務責任者であるテレサ・ハンター氏は下記のように述べています。IRSは2021会計年度に前例のない1.1兆ドル(約110兆円) を支払いました。EIP、COBRA、プレミアム税額控除の変更、および高度な児童税額控除の適切な展開をもたらす法的要件を実装するために、私たちは重大な障壁を克服しました。 私は財務管理コミュニティの努力と献身を誇りに思っています。私たちは報告の卓越性に努めており、納税者のドルが誠実かつ正確に管理されることを保証し続けます。
ちなみに日本の場合、2020年度の数字ですが国の収入は102.7兆円、そのうち租税及び印紙収入が63.5兆円で、所得税・法人税・消費税が税収の役8割を占めているとのことです。そして2020年度の国税庁のスタッフ総数は55,953人で、IRSの2021年度スタッフ総数は約81,600名となっています。
以下、確定申告の電子ファイル比率、刑事上の調査件数、そしてIRSの従業員数など、気になる箇所をPublication 5456より抜粋してみました。
IRSの2021年度財務報告の詳細については下記をご参照ください。
https://www.irs.gov/pub/irs-pdf/p5456.pdf
国税庁の下記のサイトより抜粋しました。
https://www.nta.go.jp/about/introduction/torikumi/report/2020/01_3.htm