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海外金融口座の誤報告、未報告を発見したときに取るべきアクションを説明します。

  • 誤報告

すでに報告していた数字が間違えていた場合のことを言います。この場合は、次のステップを取られるようにしてください。

  • 正しい金額、正しい為替レートの確認
  • 正しい数字の基となるサポート資料を確保、保管するーつまり銀行のステートメントのコピーや、Websiteで示している為替レートのコピーなどです。同時に誤報告の原因を自身でじっくりと考察しておく
  • 過去のFBAR(6年)と該当する場合は、Form 8938(3年)を修正して、提出する
  • もし課税所得に間違いがあり、支払われた税金の金額が間違っていたのであれば、Form 1040自体や、Schedule Bも修正する
  • 未報告

全てのあるいは一部の口座が未報告であった場合は、次のステップを取らないといけません。

  • 正しい金額、正しい為替レート、該当する場合はSchedule Bの確認。Schedule Bは、自分が海外金融口座を維持しているかという質問に対して、Yes と答えているか、Noと答えているかを確認する
  • 正しい数字の基となるサポート資料を確保、保管するーつまり銀行のステートメントのコピーや、Websiteで示している為替レートのコピーなどです。同時に未報告の原因を自身でじっくりと考察しておく
  • 過去のFBAR(6年)と該当する場合は、Form 8938(3年)を修正して、提出する
  • もし課税所得に間違いがあり、支払われた税金の金額が間違っていたのであれば、Form 1040自体や、Schedule Bも修正する

次に誤報告、未報告問題を悪化させないための、重要ポイントについて説明します。

  • 発見後に問題を手つかずにせず、是正のアクションをタイムリーに取る
  • 証拠隠滅などのアクションは絶対に取らない
  • 税務申告書は、常にタイムリーに提出しておくことを心掛ける
  • 税務申告書にサインをするのは、税務申告書を理解していることの宣言であることを常に理解しておく
  • 「ルールを誤解していた」、「ルールを知らなかった」だけでは許されないケースが増えていることを理解する
  • 自身に少しでも「知っていた、薄々感じていたが、開示しなかった、軽く考えていたので、報告しなかった、知ることはできたが、いろいろな理由で正確な情報の取得を行わなかった」要素がある場合は、必ず専門家に相談して、自身が持つリスクを考慮して、検討する。

この文章では、IRSが許している各種の救済措置については、説明をしておりませんが、どの方法を取られるにせよ、ここで説明したアクションステップは必要になりますので、迅速に正しく対応するようにしてもらいたいと思います。

CDHでは米国在住の個人の税務申告作成のサービスを行う傍ら、これらの人たちのさまざまな問題点、疑問点を解決、説明すべく日々努力しております。またこれらの人たちが抱える問題は日米の税法をはじめ、移民法、生命保険、リタイアメントのルールなど複雑、多岐にわたります。この記事は複雑な税法や、複雑な規制をできるだけ簡単にポイントだけを理解してもらう目的でお伝えしています。したがって例外もたくさんあります。また、お読みになる時点ではすでにルールが変更されているリスクもあります。最新のルールは、下記よりお問合せください。また実際にアクションを取る場合は、必ず税務・法務などの専門家と相談をしてください。

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