会計って車のオイルチェンジに似ていると思いますー絶対に必要だけれど、自分でするには難しく、手間のかかる作業。Accounting Todayという会計業界の著名な出版社がとった統計で ５００人以下の従業員を持つ企業のほとんどがなんらかの会計のアウトソーシングをしているそうです。
さて、読者の皆様、ご自身でオイルチェンジができますか？
通常の会計のワークフローでどれだけの数の手間がかかる、面倒な作業があるかを考えれば、アウトソーシングを試みる価値はあります。会計に携わった人で一度でも月次のクロージングのために夜遅くまで残っていた経験がある方は、このポイントを良く理解できるはずです。
一番手間のかかるタスクや、会計作業全体をアウトソースすることで多くの問題を解決できます。以下がその例になります：
- 会計関連作業のコストの低減
アウトソース作業を行う会計担当者には通常豊富な経験があり、トレーニングも必要ありません。したがって通常の社内要員を使う場合と比較してコストの低減につながるのです。
- 営業活動に専念できる
企業のトップは注力しないといけない仕事があります。それはスプレッドシートに数字を入力して時間を使うなどの作業ではないはずです。一旦会計のアウトソーシングの要員がその作業を担ってくれれば、企業のトップは売り上げを伸ばすなどの重要課題に取り組む時間が取れるはずです。
- 最新のテクノロジーを利用できる
もっとも進んだ会計は最新のテクノロジーを利用して、膨大なデータを使います。しかしこれらの使用法をマスターするのも大変な手間、労力、時間がかかります。アウトソース先はこれらをすでに取り入れています。ですから、会計アウトソーシングで最新のテクノロジーを利用できるようになるのです。
- 特殊な技能を持った会計スタッフを使える
例えば米国の子会社に影響を与える米国の国際税務ルールに精通した会計スタッフを雇うとなると大変高額になります。フルサービスの会計アウトソーシング・ファームであれば、これらの特殊技能のある会計スタッフをOn Demandで提供ができます。
- データを最大に活用する
現在はデータの時代です。会計データにはビジネスに役立つ貴重な情報が含まれています。これらのデータを分析し、企業活動の重要な指針にするためにはこれまた大変な労力とエネルギーが必要になります。これらもアウトソース先に依頼できれば有利です。月次の締めや四半期ごとのリポーティングで重要なトレンドや、発見をすることができます。
- 不正のリスクを低減する
企業の不正のリスクは会社が小さければ小さいほど、また会計の要員が少なければ少ないほど高くなります。それは監視するリソースがないから当然なのです。しかし、アウトソースをすればアウトソース先で管理されていますし、専門家ですので、プロフェッショナルとしての倫理性やベストプラクティスも持っています。ですから、アウトソースをすることで不正のリスクにうまく対処できるのです。
これらのポイントを考えますと、アウトソースする理由がよくわかりますし、大多数の企業ななんらかの会計アウトソーシングを利用しているのも納得できます。企業にとりまして、バックオフィスと言われる会計部門の社内機能をなくすことで、企業が本当に注力しないといけない分野に経営のリソースを傾注できるのです。同時に会計のエキスパートのチームを利用することで、御社の会計プロセスがより早く、正確になるのです。このようにアウトソーシングは問題の解決であり、かつ企業戦略でもあるのです。
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